2011-12-29

裸のラリーズ:Words 【1981年8月18日 渋谷・屋根裏】

裸のラリーズ:Words 【1981年8月18日 渋谷・屋根裏】

造花の原野

造花の原野の遙か彼方から 吹きつけてくる風よ
許すことを知らぬ力よ
この地の果てまで 燃え尽くせ
地の底から 神話の奥底から 沸き起こってくる炎 
この地の果てまで 吹き飛ばせ
目の前で砕け散る 砕け散って舞い上がる
永遠みたいに砕け散る
おまえのその目はガラス玉
もっと近づきゃ違って見える
真っ赤なな証しを教えてくれる
目の前で砕け散る 砕け散って舞い上がる
永遠みたいに砕け散る


夜、暗殺者の夜

とても深い夜 まるで誰かを殺したみたい
何がお前の飢えを 満たす
誰かがお前を夢に見る だけどおまえは誰をも夢見ない
何がお前の飢えを 満たす
沈黙の鳥は飛び去った 夜の言葉は溶け落ちた
何がお前の飢えを 満たす
黒い恋人達は 全てが死に絶えた岸辺に辿り着く
既に黒い烙印は 刻み付けられた
沈黙の鳥は飛び去った 夜の言葉は溶け落ちた
誰もお前が留まることを 望んではいない
誰かがお前を夢に見る だけどおまえは何をも夢見ない
何がお前の飢えを 満たす
誰がお前の飢えを 満たす
とても深い夜 まるで誰かを殺したみたい
誰がお前の飢えを 満たす


黒い悲しみのロマンセ

こんな夜更けにお前は一人でかけて行く
水平線の向こうで見えている
めくるめく輝きを 或いは自分自身を
何もかもが吹き荒れる風に 波に飲まれてしまわぬうちに
星と夜風のすすり泣き おまえの海を見守っている
誰を追いかけて こんな夜更けに お前は一人でかけて行く
永遠 永遠はお前の中にひとつ 澄みきった魂よ
胸の中にひとつ 曇りひとつない湖を持っていた
何を追いかけて こんな夜更けに お前は一人でかけて行く
水平線の向こうで見えている
めくるめく輝きを 或いは自分自身を
或いはお前自身を


お前を知った

あなたの目の中に夜を見た 優しくて真っ暗な輝きを
誰かが幻を追いかけて行く 幻が誰かを呼んでいる


The Last One

心の裏側で悦びに震え
生きていることさえ忘れてしまった
僕がひとりで歩くのは誰もいない波の上
もうどこにいても同じ 夜も昼も同じ
お前の唇は土の香り
冷たい風の中で お前を抱いている
お前が地獄に堕ちたのは
あまりにも愛しすぎたから





2 件のコメント:

  1. 「neu products era」のdisc 3を聴きながら「ラリーズ」でbingってたらここに着きました(w ubudさんご無沙汰です。2012年も細々とラリーズファン継続で行こうと思います。よいお年を。

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  2. k.s.さん
    前の場所では色々お世話になりました。
    ラリーズ、来年はなんか良いことが・・・特に無いでしょうねw
    良いお年を!

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