2011-06-02

裸のラリーズ:その他 「夢は荒野を 小松辰男追悼集」より(私家版 1987年刊)

<年譜より抜粋>

■1968年(昭和43年)28才

4月、「変革の美学ーまたは過渡期の青春」を 『同志社大学新聞』に執筆掲載。五月、宮井陸男、ヨシダミノル、金坂健二らとよくサイケデリック ショーやパーティを開催。

8月、小松辰男作・演出『世界はオシャカを待っているー三つのオブニバ ス よりなる劇精神の現象学』を祇園会館4階の「プレイスポットKYOTO」で劇団現代劇場公演。 「プレイスポットKYOTO」は、当時、「GOGO スナック」とも、またアングラ喫茶ともいわれて、 若者たちの熱い視線を浴び、この店のタイアップ 企画を次々と多彩に打ち出していく。

11月、 『ZONE ここにたっているーそして?』を毎日新聞京都支局三階ホールで公演。構成・演出を柳沢正史、水上旬らと担当。このシンポジウムには中原佑介、 山崎正和ら出席。映画は宮井陸郎、ガリバー、松本正司、今井祝夫、河口竜夫ら。ハプニングスには池永慶一、飢餓孤児、岡本ハジメ、中田和成、福永トヨ子、 三喜徹男、ヨシオカシゲオ、水上旬、ゼロ次元商会らが参加した。

11月、『フィルムアートフェスティバル1968』 京都会館第二ホールで上映、参加協力。

11月、柳沢正史作、演出『PARODY もしくは薔薇十字団の幻想』を”プレイスポット京都”で公演プロデュース。音楽=水谷孝と裸のラリーズ、出演、現代劇場。

12月、山元久子と結婚。それまで住んでいた京都市伏見区土橋342より、京都市左京区聖護院蓮華蔵町・二条ハウスに住む。

■1969年(昭和44年)29才

1月より京大、同志社、立命大に学園闘争はじまる。京大教養学部バリケード占拠の中で「バリ祭」誕生。

4月、京都三条通木屋町入ルの立体画廊”射手座”の企画・制作に参加。そのオープニングショー・プログラムに『ピーターズ・ダンス・カンパニー』公演(竹巴類構成・演出・振付)。村木良彦フィルム作品集。アメリカ・アングラ・フィルムフェスティバル。水谷孝と裸のラリーズ・リサイタル。水上旬+れまんだらん+ゼロ次元+etc。宮井史郎フィルム作品集。金井勝監督『無人列島』制作完成記念特別有料試写会。「反戦と革命のためのプロテスト69」京都展などを開催。

4月、小松辰男作・演出『サロメの羊水より蘇生したYOTSUYA-IEMONの呪術によるノゾキカラクリ劇(大人のための童話集69年版)』を射手座で劇団現代劇場公演。

9月、深尾道典作・小松辰男演出『蛇海』を射手座で劇団現代劇場公演。スタッフ=美術・古森久夫、衣装・皆川魔鬼子ら。キャスト=飛鳥二朗、稀音家小路敏麿、嵯峨之家乱山ら。この頃、京大西部講堂の企画イベントにも深くかかわる。

11月、水谷孝と裸のラリーズの公演プロデュースをする。そのリサイタルを京都教育文化センターなどで開催。水谷孝=ギター・ヴォ-カル、多田孝司=ベース、松本敬=ドラムの三人で、京大、同志社、京都芸大などの学生に絶大な人気を集める。ラディカル・ミュージシャンで、十一月東京デビュー。

11月、シネマ・ルネッサンス制作『ねじ式映画』(主演・吉田日出子、共演・佐藤信、瓜生良介、岡村春彦ら)をヤサカ会館で上映。主催。

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